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授戒作法の後、

入棺(入寵)弧経・棺前念調(寵前調経)・

挙棺念調(挙篭調経)と続いて

引導法語となるのであるが、

この次第は古い形の葬儀を前提としているので、

その流れを理解しておかないと

意味がわからなくなってしまう。

 

浄土真宗の章でも述べたことだが、

以前は自宅で枕経・通夜を行ない、

翌日に棺を送り出す儀礼を行なってから

行列を作って棺を葬場に移し、

葬儀を行なった。

枕経

右の次第でいうと、

挙棺念調までは自宅の中で行なわれる儀礼になり、

内弧経ともいう。

 

そして、

葬場に着いてから行なわれていた

引導法語以後の儀礼が狭い意味での

葬儀ということになる。

 

さて、

先述のように入棺調経は

遺体を棺に入れる時の読経のことだが、

現在では入棺された状態で行なうことが多い。

 

「大悲心陀羅尼」と回向文が唱えられ、

次の棺前念調に続く。

 

棺前念荊は亡僧葬儀の次第では

大夜(逮夜)念諦と呼ばれている。

 

葬儀前夜の読経といった意味で、

これが本来の通夜法要なのである。

 

「十仏名」と「舎利礼文」が唱えられるが、

これは多くの仏が故人を見守っていることを示すものなのだろう。

精進落とし

なお、「十仏名」は「しんじんぱしんびるしゃあのうふう(清浄法身毘慮舎那仏)」

などと変わつた読みがされるが、

これは宋元時代の中国音をもとにした

唐音で読まれているからだ。

 

挙棺念調は棺を持ち上げて、

いざ葬場へ向かう時の儀礼である。

 

「大悲心陀羅尼」が唱えられて

悪霊などが行列を邪魔することを防ぐ。

 

この後、棺が家の外に運び出されていくのが古い形だが、

現在ではそのまま引導法語へと続く

(葬送行列については第二部七の「民俗信仰と神通」を参照)。

 

葬列が出発する時には、欽(シンバル)と

太鼓が叩かれた(鳴らし物がどの時点で行なわれるかは地方によって異なる)。

 

なかなか賑やかで印象的な演奏で、

ここから葬式のことをジャンボンとか

ビンジャンなどと呼ぶところもあった。

 

行列を行なわない葬儀でも、

挙棺念調の後などに演奏されることがある。

 

しかし、

これを行なうには導師の他に

最低二人の僧が必要となるから、

導師一人の葬儀では行ないようもなく、

馨という金属製の楽器を叩くことで代用されることもある。

 

行列が葬場に着いたところ

(あるいは着いたものとして)

「大宝楼閣善住秘密根本陀羅尼」

または「往生呪」が唱えられる。

 

前者は横れた地をも仏の住む宮殿に変える呪文、

後者は故人の霊の極楽往生を願うもので、

曹洞宗は主に前者を用いる。

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